例のお父さんバンドでのライヴが12月中旬にあった。
かれこれひと月程前の話になってしまうのだが、中学〜高校の頃にやったライヴの様な経験を久しぶりにさせてもらった。
当時、ライヴを行うと言えば『学校の息のかかった所』か『飲み食い禁止の小屋』がメインで、大体そういう所といえば、Vo.用のマイクすらなく、PAの心配までしなければならない様な所ばかりで、本来の演奏や練習といった所と違う部分の心配が多くて、当日も気苦労が絶えなかった覚えがある。
そんな状態で、マトモな演奏が出来るかと言われれば出来っこ無い。
まあ、未成年だったので、ライヴハウスなんて所(酒、タバコが当たり前に存在するような所)での演奏なんて、出来っこないのだが…(そういう所の方が音響系の心配は基本的には無いので)。
ただ当時と明らかに違う点は、プレイ側で聴牌る部分が無かった事。
ホント、当日は楽しくて(無論、音響側の心配はあったのだが、リハまでには片付いていた)、本番が待ち遠しくて、気持ちにも余裕があって、「あ〜あ…」って感じの『後悔丸出し感』も無く、「100%、力を出し切った」爽やかな気持ちで終われた。
子供の通う学校の100周年記念イベントの一環で行われた演奏会だったので、お客は200名位は居たのだろうか?半分以上は子供な訳だが、「一丁、子供に良い所を見せたるか!」という気持ちは間違いなくあって、いつもの事だったら確実に気負いすぎて失敗するパターンだ。
実際、当日のビデオを見ると、練習の時にはやらない様な失敗を結構しているのだが、不思議とそれに引っ張られる事もなく、実に余裕のある演奏っぷりだ(上手いという話ではありません。念のため)。
要因としては
1.当時は結構『孤高の存在感』丸出しだったので、
失敗出来ないというプレッシャーを自分自身で
かけていた。
2.当時は『プロ志向』が強かったので、…云々。
3.当時は結婚していなかったので、色気づいていて…云々。
4.当時はレパートリーがオリジナルだったから、…云々。
5.歳を食った。
…という感じだろうか。
確実に5.による余裕というか、図々しさみたいなモノはあると思うが、やはり『楽しんで演れる』というのが心にも身体にも良い事なのだなぁ…と、映像を編集しながら思う所なのでした(…って、今回は何を言いたかったのか良く分からなくなってしまった。)