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久々の音楽ネタ。

「PV」と書かず、敢えて「プロモーションビデオ」と書いたのは、この映像が作られた当時、その存在がそもそも稀で、こう書いた方がニュアンスが伝わるかな？と。

RYDEEN　　　ライディーン


TECHNOPOLIS　　　テクノポリス


TONG POO　　東風


全部オフィシャルなPVで、音はCDと差し替えています。

この当時、PVったらレコード屋の販促用に店頭で流される程度で、テレビで（特に国内アーティストの）PVが流れる事なんて滅多に無かったんで、後年この映像を見れた時は嬉しかった覚えがあります。

まだ歌番組が普通にある時代だったからね〜。

この当時ったら1979年頃なんで、今から３７年前…？

歳取る訳だね。

先日、所用で楽器屋に行った所、レジ前に大人の科学マガジン Vol.26(ミニエレキギター) (Gakken Mook)という本（？）が置いてありました。

詳細はこちらに譲るとして、この価格でアンプ内蔵のエレキギターが手に入るというのは結構オドロキです。

過去にも食指が動いたモノとして
大人の科学マガジン別冊 シンセサイザー・クロニクル (Gakken Mook 別冊大人の科学マガジン)

大人の科学マガジン Vol.09 ( プラネタリウム )

などがありましたが（プラネタリウムは子供が喜びそうなので買いましたが）マトモに機材を買う事を考えたら挫折しても諦められる値段かな？と思うので、興味のある方は是非チャレンジしてみては如何でしょうか？

え？今回？？
機材としてはもの凄く興味があるのですが、私は「弾けるようにはならないかな？」という事で、多分買いません。

多分…。

（あー、根性が無くて覚えられないとかそういうんじゃなくて、私は中指が曲がっている=マムシ指というらしい…なので、フレットが奇麗に押さえられないんですよ…。）

本ブログ、アクセス解析でトップ１０の中に３つも入っている同じ様な検索ワードがあります。

最近何聞いてる？　　-その２-で紹介した
Stay with me （SMILES） / 島谷ひとみ

の歌詞の意味（冒頭部分の「c'est la de pas du du fa sot…」）。

私も意味は分からないし、気にもしていなかったのですが、そんななのでちょいと調べてみました。が、そもそも英語もまともに使えない私が分かる事といえば、『恐らくフランス語あたりだろう』程度。

私の予想では、そもそも英語圏のアルファベットで表記できる文字ではない為（要はeとかaとかの上に点だか横棒だか何だかがついてるあれですよ、あれ）、そのまま翻訳サイトへ突っ込んでも意味の分からん訳しか出てこないんじゃないかと。

そんな中で比較的まともな訳をしてくれるサイトを見つけました。

Free Online Language Translator

そのサイトでの訳（意味）は
『それは愚かなFのステップである』だそうです。

まあ他のサイトに比べて、多少日本語っぽくなってはいますが、意味は結局分からんという事で、どちら様か本サイトをご覧の方で、何か情報をお持ちの（意味が分かる）方、いらっしゃいましたら是非コメントを…。

ずいぶんご無沙汰な内容になってしまいましたが、最近ヘビーローテーションになってる曲を3曲程…。

Stay with me （SMILES） / 島谷ひとみ

またしてもNHK『メジャー』第５シリーズのエンディングテーマなのですが、実際TVで見る限りそれ程良い曲だとも思いませんでした。

今までの『メジャー』で使われたテーマ曲は良くも悪くも『メジャー』の絵が浮かんできます。
が、この曲は「c'est la de pas du du fa sot…」という出だしの歌詞や、

　　　今日だけは　わがままな僕のそばで　笑ってよ
　　　何もいらない　君がいるだけでいいさ
　　　言葉もキスも僕を癒せない
　　　きっと　きっと　あしたは大丈夫さ
　　　hold my heart stay with me このまま　true love

が耳に残り、良くも悪くも（曲だけ聴く限りは）『メジャー』っぽさが無く、非常に癒されます。

『メジャー』のテーマかどうかは別にしてオススメです。

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After the rain / cossami

何かアニメの曲ばかりになってしまい、オタッキーな感じが非常に嫌なのですが、『メジャー』は上のお姉ちゃんが、その後に放映している『獣の奏者エリン』は下の子（男4つ）が大好きで、本曲はその『エリン』のエンディングテーマになります。

最初、やたら『エリン』がどうのこうのと繰り返すので、見せてやっていたのですが、どうも話は分かっていない様子…。よくよく話を聞いてみたら、このエンディングテーマが好きらしくて、番組が終わった頃、じーっとこの曲を聴いています。

曲自体は3拍子でメジャースケール（明るい）なのですが、そこはかとない寂しさが漂います。

冒頭部の

　　　After the rain 雨が上がったら
　　　across the rainbow 虹を飛び越えて

という部分が非常に耳に残ります（詞的には単に同じ意味の言葉「After the rain=その雨の後」、「across the rainbow=その虹の向こう側に」を繰り返しているだけなのですが、メロディと韻の踏み方がなんとも良い）。

私的には（というか、そもそもこのブログの内容が全て「私的には」なのですが）、

　　　悲しみは消えないから　こっそり
　　　楽しい思い出に混ぜよう

という所が琴線に触れます。

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ニホンノミカタ -ネバダカラキマシタ- / 矢島美容室

まあ、ココまで見てもらえれば分かるかと思いますが、最近聴く曲の殆どが子供がらみで、この曲もどこで覚えたのかやたら口ずさむので（私は普段あまりTVを見ないので）、聞いてみた所、またとんねるずが…。

基本的にこういった、本来歌や演奏をウリにして"いない"連中の曲は大っ嫌いで、とんねるずは無論、『野猿』とかもマトモに聞いた事はありません（正確には「嵐のマッチョマン」はそのアレンジセンスというか遊び心に惹かれ聴きましたが…）。

が、この曲。カッコイイんです。アレンジが！
70年代後半のディスコサウンド彷彿とさせるアレンジが！

特にBassがグイグイ来ててたまりません。

ですが、不思議な事にカラオケ（同収録されているInstrumentalバージョン）と比べると歌が入っている方が良い。
ホントに不思議なんですが、あのヘッタクソなVo.がなんとも良い味を出しているんです（無論オケも良いですよ）。



また調子に乗ってSAKURA -ハルヲウタワネバダ- (DVD付)なんて出している様ですが、まあお祭りはお祭りで終わらせておいた方が良いんじゃないの？という感じです（こちらはTVレベルでしか聴いていませんが、それ程子供たちも反応しておりませんし…）。

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最近はBlu-spec CDとかで、【Blu-spec CD】Turning The Pages Of Life THE BEST OF YUKIHIRO TAKAHASHI IN ALFA YEARS 1981-1985等々でておる様ですが、まあそれ程余裕がある訳ではないので、欲しいなとは思いつつも、こっち方面は手が出せないかな…。

例のお父さんバンドで演る曲というのは、実際の所コピーしかなく、理由は至極簡単。「聴かせる相手が子供メインだから。」である。
要はオリジナル演った所で「誰も聴いちゃいない（ウケない）」からである。

当時の私を知っている方々からすると、不思議な事らしいが、まあそういった理由である。歌詞一つ取ったって英語の散文詩みたいな内容で歌い上げても、小学生相手じゃ「聴け」って方が無理。拷問である。

同じ様な理由で『下手糞な演奏』、『自己満足のみの演奏』というのも、私にとっては（人前で演奏するには）許されないと思っており（他のメンバーからすると良い迷惑なのかも知れないが）、「演るならキチッと」という事で音頭を取らせてもらっている。
なまじコピー（＝皆が知っている曲）だから、尚の事失敗や下手糞さは目立つ＝そんな演奏を聴かされる＝（ある意味）拷問…という事である。

で、演奏する曲は不本意ながら、オケを使用している。

後ろでシーケンサー（コンピューター）が演奏している音に合わせて、メンバーがマニュアル演奏する形態である。

まあ、この辺は昔取った杵柄で、そういったコンピューターが出すクリック（メトロノーム）に合わせてドラムを叩くのはそれ程難儀ではない。なぜ不本意かというと『純粋にドラマー（&ヴォーカル）に徹したかった』からである。
結局、純粋にメンバーとの演奏を楽しめなかったり（オケに合わせるのが至上命題になってしまうので）、オケそのものの管理が大変だったりと、当時と同じ思いをしたく無かったのである。

なんて思いをメンバーが理解してくれる訳も無く、結局『演りたい』で可決されてしまえば演りざるを得ない。というか、結局皆が知ってる曲なので、アバウトな演奏では恥をかくだけである。私としては『どうすればまとまるか？』を常に考えざるを得ず、結論として『オケの使用』という方向へ落ち着いた訳である（「出来ないから演らない」よりはよっぽど前向きではないかと…）。

少々前フリが長くなったが、そのオケを作成するにあたり、少しでも効率よく作成が出来る様、DTM用のキーボード（というかフィジカルコントローラー）を物色していた所、あたったのがこの『KORG microKONTROL』
コンパクトなアルミボディ。見るからに8ch分のVolとPanを制御できそうなコントローラー群。そして打ち込みドラマーには必須（？）のパッド群に加え、オマケの様なキーボド…と、良いトコだらけ（と思い込ん）で購入しました。

実際、悪くはないのですが、いざ使ってみると8ch分では足りないmix用のコントローラーや、何とも弾き辛いミニ鍵盤と、想像していたより便利ではありませんでした。特にこの鍵盤の引き心地と言ったら最悪で、ストロークが短い（浅い）のでベロシティのコントロールが難しい上、さして手の大きく無い私ですら、隣の鍵盤を押してしまう絶妙の鍵盤（の大きさ）。ベンダーレバーは（好き嫌いはあるでしょうが）ジョイスティックタイプなので、モジュレーションを掛けようと思ってレバーを動かすと、微妙にベンダー情報が入ってしまったりとあまり良い事がありません。端子類はそれなりなので、まあ使い用によっては、ライブ時の簡易チェック用や、ソフトシンセでのソロなどには使えるかも知れません。

まあ元箱もあるので、オークションに出そうと思えば出せない事もないのですが、何となく「あると便利…な事もある…かも…」位の感じで取り敢えず置いてはあります。

あ、あと、各メーカーのソフトシンセやシーケンスソフトに合わせたテンプレートファイルが付属していますが、何ともバージョンが古いので、メーカーさんには新しい物を公開して欲しいと思います。

まあ、そんなで、あまり良い評価にはなっていませんが、中古などを検索するとそれ程豊富に出ている訳ではないので、それなり重宝されている方も多いのかな？という事で、是非、重宝されている方は「こんな使い方している」という情報をお知らせ下さい。

KORG microKONTROLメーカーHP
KORG microKONTROLAmazon

例のお父さんバンドでのライヴが12月中旬にあった。

かれこれひと月程前の話になってしまうのだが、中学〜高校の頃にやったライヴの様な経験を久しぶりにさせてもらった。
当時、ライヴを行うと言えば『学校の息のかかった所』か『飲み食い禁止の小屋』がメインで、大体そういう所といえば、Vo.用のマイクすらなく、PAの心配までしなければならない様な所ばかりで、本来の演奏や練習といった所と違う部分の心配が多くて、当日も気苦労が絶えなかった覚えがある。

そんな状態で、マトモな演奏が出来るかと言われれば出来っこ無い。

まあ、未成年だったので、ライヴハウスなんて所（酒、タバコが当たり前に存在するような所）での演奏なんて、出来っこないのだが…（そういう所の方が音響系の心配は基本的には無いので）。

ただ当時と明らかに違う点は、プレイ側で聴牌る部分が無かった事。

ホント、当日は楽しくて（無論、音響側の心配はあったのだが、リハまでには片付いていた）、本番が待ち遠しくて、気持ちにも余裕があって、「あ〜あ…」って感じの『後悔丸出し感』も無く、「100％、力を出し切った」爽やかな気持ちで終われた。

子供の通う学校の100周年記念イベントの一環で行われた演奏会だったので、お客は200名位は居たのだろうか？半分以上は子供な訳だが、「一丁、子供に良い所を見せたるか！」という気持ちは間違いなくあって、いつもの事だったら確実に気負いすぎて失敗するパターンだ。

実際、当日のビデオを見ると、練習の時にはやらない様な失敗を結構しているのだが、不思議とそれに引っ張られる事もなく、実に余裕のある演奏っぷりだ（上手いという話ではありません。念のため）。

要因としては
　　1.当時は結構『孤高の存在感』丸出しだったので、
　　　失敗出来ないというプレッシャーを自分自身で
　　　かけていた。
　　2.当時は『プロ志向』が強かったので、…云々。
　　3.当時は結婚していなかったので、色気づいていて…云々。
　　4.当時はレパートリーがオリジナルだったから、…云々。
　　5.歳を食った。

…という感じだろうか。

確実に5.による余裕というか、図々しさみたいなモノはあると思うが、やはり『楽しんで演れる』というのが心にも身体にも良い事なのだなぁ…と、映像を編集しながら思う所なのでした（…って、今回は何を言いたかったのか良く分からなくなってしまった。）

例のお父さんバンドの中では、私が一番新参者でありますが、そこそこ昔から音楽をやっており、かつ10年以上楽器を放置しておいたものですから、モノによっては相当にガタが来ていたりします。

また、活動の場が子供の通う小学校という事もあり、バンドサウンドを聞かせようと思うと、機材（特にPA系）が足りなかったりします。

私の場合、担当はドラムなので、『体育館で演奏する』等々でなければ、生でそこそこの音量は稼げますが、ヴォーカルともなると『ドラムと渡り合う音量』を稼ぐにはやはりPA必須という事になります。
オルガンやキーボード等があれば尚更です。

とはいえ、その昔の様にプロを目指したり、コンテストで優勝…などという大それた計画がある訳ではないので、安く機材をそろえられればこんなに助かる事はありません。当然家庭からの見えざるプレッシャーに少しでも抗おうと思えば尚更です。

そこで、最近良く利用しているのが、『サウンドハウス』。

例えばヴォーカル用マイクの超定番である『SHURE SM58』。

某有名楽器店の中古サイト等で探しますと、大体9千円台中盤で取引されています。
これが『サウンドハウス』ですと、¥9,980-。

オークションでもそうですが、どこの誰が使ったんだか分からないマイクを買うんだったら、プラス¥500-程度で、保証付きの新品買った方がむしろ得ってモンではないでしょうか？

シールド（楽器とアンプ等をつなぐコード）も、普通の楽器屋で買うんだったら、送料入れても確実にこっちの方が安く、質もそれ程悪くは無い（本格的なレコーディングに使うとなると、多少考えもしますが…）というか、今まで数本購入していますが、全く問題なし。

各種楽器も取り揃えているので、某巨大オークションサイトと比較してみるのも面白いかも知れません（まあ『サウンドハウス』では中古品は扱ってませんが…）。

ただ、一つだけ問題点を挙げるとすれば、（まあこれは通販全般に言える事ですが）「現物を見て（触って）買えない」という事と、即持って帰れない事でしょうか？

…という訳で、決め打ちで買えるモノや超定番以外は、楽器屋へ行って散々触りまくってから、『サウンドハウス』でショッピング…が正しい利用法でしょうか？

他のサイトで価格を調べると、ホント『サウンドハウス』さんの儲けは一体どこから…？　と、不思議になります。

まあ、一度覗いてみて下さい。

iTunes Storeではありませんが、「へぇ〜、こんなもんも買えるんだ」とか、「あ、これ探してたんだ！」ってなもんがテンコ盛りで、見てるだけでも飽きません。

↓↓サウンドハウスへはこちらから↓↓

いや〜、YMO系の話題から遠ざかって久しいのですが、そうこうしているうちに、びっくりですね〜『イエロー・マジック・オーケストラ』復活！！！（CM限定）

会社の同僚から1月末に言われるまで、全く知らなかったのですが、ちょっとググってみたらすぐヒット！

まあ、一番売れた頃のあのサウンドはそもそも期待していなかった（というか、ネット配信で曲がゲット出来ると思ってなかった）ので、特に曲がいい悪い言うつもりはありませんが、HUMAN AUDIO SPONGE(Sketch Show)ではなく、『イエロー・マジック・オーケストラ』で『新録』をした事に大きな意味があると。

だって、誰も（恐らくは本人達も）イエロー・マジック・オーケストラの新譜が出るなんて「永久にあり得ない」って思ってた訳だからね。

本人達だって「三人集まってやったとしてもYMOではやらない」って明言していた訳だから（だから『YMO』じゃなくて『イエロー・マジック・オーケストラ』なのかな？）。

実際聞いた感じは、Sketch Showのライヴで演ってる『CUE』や『灰色の階段』、『ジャム』みたいなプチパチ系のエレクトロニカです。

曲調が好きキライはともかく、コレクターズ・アイテムとして持っておきましょう。
（つーか、¥200-の曲なんとかしてくれ！各レーベル！！一律¥150-にしろって！！！）

当時はコレが1stアルバムだと思っていた人が殆どでした。
別に間違っちゃないんだけどね。
まあ、そんな理由（？）で当時は“U.S. Remix”なんて注釈（サブタイトル？）はついてません。

-クラフトワークが脱帽し、ディーボが絶賛したイエロー・マジック・オーケストラ。“音楽における21世紀派”の幕開けを告げた注目のファーストアルバム。全世界発売盤 新装登場！イエロー・マジック・オーケストラ-
YELLOW MAGIC ORCHESTRA　U.S. Remix　(1979/7/25)

1.COMPUTER GAMES -THEME FROM THE CIRCUS-
2.FIRECRACKER
3.SIMOON
4.COSMIC SURFIN'
5.COMPUTER GAMES -THEME FROM THE INVADER-
6. YELLOW MAGIC(TONG POO)　
　　　作曲：坂本龍一
7.LA FEMME CHIOISE　　中国女
8.BRIDGE OVER TROUBLED MUSIC
9.MAD PIERROT
　　　作詞・作曲は「廃盤」と同様のため割愛します。

---

通称「ヘビ女」。
「廃盤」との大きな違いはM10がカットされている事。
またM2の最期に入る爆発音が
本アルバムだとライブ等の演奏通り「ボボン！」と一発なのに対し、
「廃盤」だと爆竹の連発破裂音の後に「ボボン！」と入る。
（最も、先の「紀伊国屋ライヴ」は廃盤風ですが…。）

全体的に（音が）すっきりした印象で、ヌケが良く、
ある意味「廃盤」より聴きやすい。

良く「フュージョン寄りのミックスが施された」というような紹介がされるが、決してそんな感じではなく、音のツブがはっきり聞き分けられるようになった感じだ。

M6.東風がYELLOW MAGIC(TONG POO)に改題（加題？）され、
二回目のバース部分の主旋律音が一回目と同じになった。
また、M9のベースが、「廃盤」だとバース部が16分音符の連打なのに対し、本アルバムでは、グイ乗りのチョッパーベースに差し替えられている。

YMOを聴いてみて「おっ！？」と思った方、
細野氏のグイ乗りベースを聴きたい方は
是非、本CDのM6〜M９（特にM9）をオススメします。

また、現在では入手困難かも知れませんが、CD-ROMで発売された「SELF SERVICE」、もしくはDVD「Giga Capsule」にはM6が8トラック分（Drums,Per,Bass,Chord-L/R,Obri,Melo,Vo）バラで収録されており、疑似ミックスが出来るようになっているので、例えばDrumsや吉田美奈子サンのVoだけ単独で聴いたりすることが出来ます。（画像はそのミックス画面）

このLive、実はリアルタイムでは知らなくて、
後年、年表などで「こんなライブが放送されていたのか」と、
思った覚えがある。

1978年12月、新宿 紀伊国屋ホールで行われたライヴのCDが、
10年以上の時を隔てて発売された。

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LIVE AT KINOKUNI-YA HALL 1978（1994/8/31）









1.FIRECRACKER
　　　作曲：Martin Denny
2.BEHIND THE MASK
　　　作曲：坂本龍一　作詞：Chris Mosdell
3.LA FEMME CHINOISE　　　中国女
　　　作曲：高橋幸宏　作詞：Chris Mosdell
4.TONG POO　　　東風
　　　作曲：坂本龍一
5.PLASTIC BAMBOO
　　　作曲：坂本龍一
6.THE END OF ASIA
　　　作曲：坂本龍一
7.COSMIC SURFIN'
　　　作曲：細野晴臣
8.WANTED
　　　作曲：都倉俊一　作詞：阿久悠
9.1000 KNIVES　　　千のナイフ
　　　作曲：坂本龍一

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全体的に雑というか、荒削りというか、
よく言えばミュージシャンシップが垣間見えるというか、
TRANS ATRANTIC TOUR（第一次ワールドツアー）の頃の演奏と比べても
大分、印象が違います。

“Period”や“Keyboard Magazine（2003/9）”の情報から推察するに、Roland MC-8（自動演奏用コンピューター）が動いていた（自動演奏していた）のはM2.M4.のみ(もしかしたらM4も人力かも…)、M1はテープを使用していた(*)と思われる。

　　　　(*)：ステージセットではエレピ（YAMAHA CD-70A）が置かれているが、
　　　　　“例の”ピアノの音は生ピアノの音（少なくともCPの音ではない）で、
　　　　　しかもフレーズはレコードと寸分違わず、リズム帯の音色もレコードと同じ
　　　　　（当時は音色をメモリーできるシンセは少なく、
　　　　　ステージであそこまで似た音を出すのは不可能と思われる）。
　　　　　以上の理由により、テープではないかと推察。

他の曲はシーケンスパートが見当たらない（聞こえない）上、
テンポも揺れており、Keyやリズム隊の人数と照らし合わせると
MC-8は動いていない（自動演奏してない）と思われる。

幸宏氏の懐述（CD「ONE MORE YMO」ライナー）でも、
人力演奏はかなりあったはずなので、
あながち間違った推察ではないと自己弁護してみたりする。

何せ、現場に居合わせた訳ではないので…。

本ライヴを見て、某海外有名プロデューサーが
YMOをいたく気に入り、全米デビューさせるというのは
有名な話ですが、どうやらコレは美談として作られた話で、
本ライヴの時には全米デビューは決まっていたそうです。

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まあ、この辺の“人力演奏”に関する話は
決して彼らを詐欺師呼ばわりするとかそういう話ではなく、
彼らの“戦略”や“プレイヤビリティ”を評価したい一環でのことです。
（私もミュージシャン時代、
彼らの演奏をどこまで完コピできるかという事をやりましたが、
人力で完コピできる曲は一杯ありました。
要は人力分の手数で十分演奏出来るという話です。）

ちなみに、当日会場ではラヴェルの「VALSES NOBLES ET SENTIMENTALES」が、M5とM6の間で演奏されたらしいのですが、本CDではカットされています。

M8は“ピンクレディー”のあの曲です。
（う、若ぇ人は知らねぇか…。）
彼らなりの解釈（？）で演奏しているので
ピンクレディーファンの方が聞くようなモノではありません。
また、ピンクレディーを懐かしんで聴く様なトラックでもありません。
（元電気グルーヴの“砂原良徳”氏曰く「飲み屋でかかってるカラオケと大差ない」との意見。）

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入門用とか、YMOをあまり知らない方には不向きかと思いますが、
非常に資料性の高いCDなので、掘り下げたい方にはオススメです。

最近発売された「L-R TRAX」のDisc 1が本Discに相当します。